し烈な争いとなった第四週が終了した、四国学院は、投手陣の活躍で連勝し、単独首位で最終週を迎えることとなった。また四学大の竹田隼人投手が愛媛大1回戦でノーヒットノーランを達成した(打者31人に対して13奪三振、許した走者は3四球と1失策)。その他は、松山大が連勝、高知大も際どく連勝で勝ち点1の差で追う展開のままとなっている。最終週は、四国学院が勝ち点を挙げれば、文句なしの完全優勝による三連覇。高知大が勝ち点を挙げた場合は、四学・松大・高大の勝率による順位決定となる。
覇権争いのクライマックスは、四学-高大のカードと松大-愛大のカードの2カードとなる。この勝敗により優勝が決する。四学-高大は、強力投手陣、得点力の高い打撃陣を擁し、投手戦・打撃戦・先制逃切り・逆転など自在の戦いを続ける四国学院。第一週以降際どく勝ちを拾ってきた粘りの高知大。四学大が力でねじ伏せるのか、高知大が驚異の粘りを発揮するのかが見所となる。松大-愛大は、投手陣を中心としたソツのない野球に上位打線の勝負強さが加わった松山大。大野が復活登板を果たし、投打の軸が揃った愛媛大。手の内を知り尽くした同県対決であり、終盤までもつれる展開となるだろうが、両大学とも、継投を含めた投手陣がどれだけの力を発揮するかが勝負の分かれ目となるだろう。三大学が可能性を残す最終決戦、このリーグの総決算となる戦いが24日から始まる。鳴教大-香川大のカードは最下位決定戦となってしまったが、両大学とも四年生が軸として残っており、最後のプライドを賭けた戦いとなり…