連続の投手戦を制した四学大が連勝を8に伸ばし、無傷の勝点4となった。追う松山大も延長を制し、ピタリとマークしている。この結果、覇権はこの二強に絞られた。第五週は四学大と松山大、高知大と香川大、愛媛大と鳴教大とのそれぞれの対戦となる。
最大の注目は、雌雄を決するカードとなる四学大と松山大。四学大が勝点を取れば文句なしの優勝、松山大が勝ち点を取れば、雨天順延試合の第六週まで持ち越すこととなる。盤石の投手陣と勝負強さの光る打線の歯車が噛み合い、順調に星を伸ばす四学大、弱点は見当たらない。一方松山大も際どいながらも、勝点を落とすことなく進めてきている。自力優勝の芽を持つ同士のカードはこのリーグ最大のクライマックスとなる。四学投手陣に松大打線が挑むという構図になるだろうが、両大学とも一点を争う、ロースコアによる緊迫の試合となるであろう。四学大が勝ち四連覇を決めるのか、松山大が勝ちもつれるのか。週末の坊ちゃんスタジアムから目が離せない。
高知大と香川大は、今リーグの戦績からは高知大優位が予想されるが、香川大は打線が上向となってきており、3~5点の接戦となるであろう。両チームとも投手陣の出来がカギを握る。愛媛大と鳴教大。勝ち運に見放されているが、両大学とも先発投手陣は機能しており、緊張感のある試合となるであろう。鳴教大投手陣がいかに愛媛大打線を抑えられるかがポイントとなる。優勝のなくなった四大学だが、このカードで引退する四年生も多く、有終への意地を見せることとなるであろう。
◆今週の予定(全試合…