PB2014 vol.5~遠く険しい神宮への道

遠く険しい神宮への道~2014中四国  最後までどこが栄冠にたどり着くのかわからない秋季リーグの激戦を潜り抜けた愛媛大。実戦感覚を失ってしまう期間ではあるが、一ヶ月の準備を持って挑んだ中四国代表決定戦。2014年は四国地区がホームとなり、我らが聖地"坊っちゃんスタジアム"で行われた。秋季リーグでは幾多の際どいゲームを乗り越えてきた安定の投手陣を擁しており、「接戦の末、僅差の・・・」を期待したのだが、瀬戸内の限りなく深い海に行く手を阻まれてしまった。第一試合を制した徳山大の実力と試合巧者ぶりに振り切られ、惜敗し、2014年、神宮へ続く扉は硬く閉ざされてしまった。  春の全日本選手権、秋の中四国代表決定戦、2014年も全国未勝利となった。春秋ともにリーグ戦は例年にない混戦・激戦となり、加盟大学のせめぎ合いで、レベルアップしてきたのではないかとの自負もあったのだが、その望みも脆くも崩れ去った。「全国との歴然としたレベルの差」を思い知らされ、挫けそうな思いを胸に2014年の四国地区大学野球連盟の戦いは幕を下ろした。ただ、。  「過去」と「実力不足」を嘆いていてはチャレンジは始まらない。いかなる状況・環境でも自分たちのポテンシャルを最大限に発揮して、道を切り開こうとするチャレンジャースピリットを持ち続け、来るべき2015年のシーズンに向かわなければならない。 中四国代表決定戦の模様   

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PB2014 vol.4~見所満載の秋【秋季ポストシーズン等】

見所満載の秋~秋季ポストシーズン  秋はリーグ戦後、入替戦のほかに、新人戦、社会人交流戦、中四国代表決定戦、愛媛県野球フェスと、息つく間もなくイベントが続く季節となった。  秋季入替戦は、インカレの快進撃そして8連勝でⅡ部を制した高知工科大の勢いとⅠ部リーグで苦しい戦いを続けた鳴門教育の踏ん張りの対決となった。予想に反し第一試合序盤から大きく試合が動く展開となったが、鳴門教育大がいち早く落ち着きを取り戻し、粘りきった。部員不足に悩まされながらも六季連続で入替戦の瀬戸際で踏み止まり続ける鳴門教育の粘りはⅠ部Ⅱ部問わず脅威となるだろう。  社会人交流戦は、優勝大学にとっては中四国決定戦の前の大事な実践の場であるとともに、実力を試すありがたい試合である。実力の足りないことは百も承知ではあるが、試合だけに止まらず、社会人選手の野球に対する「ひたむきさ」や「清清しさ」を吸収していかなければならない。  新人戦は台風や天候の影響をまともに受ける形となり、二日目は早々に中止を決定しての第一日。雨の気配はなかったが、防球ネットの昇降機が強風を自動感知し、試合が中断するという異常事態。急遽、第二試合以降は松山大久万ノ台グランドに場所を移すこととなった。スタッフ・部員らの臨機応援の対応で初日の日程は完遂できた。二日目は理事会・中四国の日程もあり、11月1日まで延びることとなった。だが、参加大学並びに連盟の「新人戦を立派な大会に育てよう」という意気込みも森羅万象には勝てず、決勝は雨天のため打ち切りとなった。苦労…

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PB2014 vol.3~愛媛大13季ぶりの栄冠【2014秋季】

愛媛大13季ぶりの栄冠~2014秋季  春季の激戦、インカレの波乱と続き、予想通りの「乱世」となった秋季リーグ。松山大・四国学院の両巨頭がもたつく中、鬼門であった開幕高大戦を連勝し勢いに乗り、愛媛大が独走となった。が、覇権へのプレッシャーなのか、四学の意地なのか、第四週は四学の本塁打攻勢に足元を救われ、最終週は先の読めない混戦となった。対抗となった高知大が息を吹き返し最終週を連勝し勝点4を得て終了。愛媛大は最終カードは勝点奪取が必須となった。その中、最終週香川大との第一試合を落とし背水の陣、後のない大きなプレッシャーの掛かる第二試合も息詰る投手戦、最後まで粘りタイブレークの末、薄氷の勝利で一勝一敗のタイに持ち込んだ。この苦しい戦いを凌ぎきった愛媛大が最終試合を勝利し、13季ぶりに栄冠を手にした。  近年リーグを牽引した四国学院・松山大が5位、3位に沈み、展望も結果も乱世となった秋季リーグ。当然、この二強は春の雪辱に燃えているだろう。実力をつけてきている香川大、打撃でも身上の粘りを発揮した高知大、少数精鋭で実力者揃いの鳴門教育、、。来年はどんな戦いになるのか全く予想がつかない。(リーグ展望を投稿するのは至難の業になることは間違いないだろう。)      秋季リーグ星取表

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PB2014 vol.2~2014四国インカレ

一発勝負の戦い【2014インカレ】  持ち回りで開催されるインカレ、2014年は香川県志度で開催された。今年も天候に恵まれ、全日程を消化したインカレ。リーグ戦とは一味違う一発勝負のトーナメント、また春季以後の新チームでの初の公式戦。今年は大きな波乱があった。Ⅱ部所属とは言え近年実力をつけてきている高知工科大が、愛媛大・四国学院といったリーグ戦上位大学を次々に破り、決勝進出を果たした。また春季リーグ戦では苦杯をなめた香川大が逆転劇で地元開催の意地を見せ決勝へ進出。トーナメントの妙ともいえるが、所属大学の実力が伯仲してきている証とも言えるだろう。決勝はくしくも前年の新人戦と同じ対戦となった。その試合は白熱する投手戦を香川大が準決勝に続く逆転劇で優勝となった。近年を見ると2011・2012にインカレ連覇の愛媛大が2014秋季に栄冠を手にしている。香川大・高知工科大の2015年以降の戦いは見逃すことは出来ないだろう。   

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大学野球日本代表候補強化合宿in松山

11月28日〜12月1日の4日間、大学野球日本代表候補強化合宿が松山坊っちゃんスタジアムで行われた。四国地区大学野球連盟からの選出はなかったが愛媛大学と松山大学の選手が練習補助員として打撃投手などを務めた。大学トップレベルの選手達のプレーを間近で目にし貴重な経験になった。今後、大学日本代表に四国地区大学野球連盟から選出されることを期待したい。 (報告者=松大 光田)

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