第五週見所~2016春
意地とプライドを賭けた順位決定戦
第四週、連勝の愛媛大、激烈の四学高大の闘いで勝ち点を落とした高知大。最終週を待たずして、愛媛大の優勝が決まった。ただ、四国六大学は2位から6位までは順位の確定している大学はない。また多くの四年生が引退し、現チームの陣容が最後となるチームも多い。最後の花道を願い、一つでも上位に食い込もうと意地とプライドを賭けた最終決戦となる。
愛媛大は高知大、四国学院は香川大とのさぬきダービー、松山大と高知工科は4位争いのそれぞれの対戦。
田中・佐藤-乗松の磐石のバッテリー陣で完全優勝を狙う。高知大は前季優勝のプライドを賭けて愛媛大投手陣に挑む。投打に勢いに乗る愛媛大が押し切り、全国に向けて弾みをつけるのか。エース益原が愛大打線を封じ込め、高知大の粘りの全員野球で一矢を報いるのか。この数季、常に1位2位を争う両大学の意地をかけた激戦となるだろう。
四学香大のさぬきダービー。勝ち点を挙げ、王者四学復活の狼煙とするのか、最下位脱出には勝ち点が必須な香川大か。エース小久保、四番原の投打の軸が定まり、腰の強い闘いが戻ってきた四国学院、敗戦が続くが攻守ともに後一歩までせまる闘いを続けており実力は侮れない香川大。香川大打線が四学小久保を攻略できるかどうかが勝敗を分けるポイントとなるだろう。
四位争いとなる松山大・高知工科の対戦。投打ともに実力は伯仲する対戦となる。ともに今ひとつ歯車が噛み合わず、苦しい戦いが続いている。実力は充分であり、攻守ともにリズムを掴んだチームが優位に…