第三週見所~2016秋
2016秋季リーグも前半戦である第二週目まで終え、今後の各大学の動向を左右するであろう第三週目に差し掛かろうとしている。ここまで、愛媛大学が勝ち点2(通算4勝1敗)で首位を独走しているものの、松山大学、高知大学、高知工科大学、香川大学の4大学が勝ち点1で並んでおり、まさに”乱世の秋”と呼ぶにふさわしく今後の勝敗の行方が楽しみなところである。一方、今春の同リーグ戦で二位の四国学院大学は、対松山大学戦・対高知工科大学戦で勝ち点を奪うことができず、勝ち点0(通算1勝4敗)と出遅れを見せているもののこのターニングポイントともいえる第三週で勝ち点を奪取し後半戦での追い上げに拍車をかけられるかどうかが見ものである。
勝ち点1同士であり、また共に格上から勝ち点を奪い、勢いに乗っている香川大学と高知工科大学との一戦は双方ともに投手陣がいかに失点を抑え、四死球を与えることなくリズムの良いピッチングができるかが勝敗の鍵を握ると考えられる。香川大学は、上西・井島・田内のそれぞれのピッチングをうまく生かすような継投で高知工科大学の打線に火をつけることのない試合展開へと持っていきたい。また、1、2年生を中心とした若いチームであるものの春よりもパワーアップした打線での得点量産を期待したいところだ。一方、Ⅰ部リーグに昇格したときとは比べものにならない程守備、攻撃ともに力をつけめきめきとその頭角を現しているのが高知工科大学である。第一週での対高知大学戦では勝ち点こそ奪えなかったもののチャンスでの一本をものにできる打線もあ…