2019四国インカレ 総括
天候が心配される中、第70回四国地区総合体育大会【硬式野球】が2019年6月21日から23日に愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムにて開催され、無事全日程を消化した。終わってみれば、高知工科大学が随所で勝負強さを発揮し春リーグ優勝の勢いそのままにインカレも制覇した。また、今大会は1部リーグに所属する4大学が1回戦で姿を消し、ベスト4に2部リーグに所属する鳴門教育大学、徳島大学、公式戦初出場となる聖カタリナ大学が進出する等、波乱の大会となった。
優勝の高知工科大学は、新チームの主将なった國分(3年:大島)を中心に前チーム同様、破壊力抜群の打線で他大学投手陣から多くの得点をあげた。一方、4年生ダブルエースが不在となった投手陣は、大地(3年:松山北)、金本(2年:今治西)の両右腕を中心に要所を締めるピッチングを見せ相手チームに得点を与えなかった。決勝戦では鳴門教育大学を相手に9対0、7回コールドと投打がかみ合い本来の力を見せつけた。
準優勝の鳴門教育大学は、古野(2年:田辺)権藤(2年:東海大学仰星)の両選手を中心とした繋ぎの打線で何度もビッグイニングを演出した。投手陣は、エースの竹村(2年:長崎東)が力投を見せるとリリーフに上がった岡村(2年:岡山芳泉)も緩急自在のピッチングで相手打線に的を絞らせなかった。今春リーグ戦で2部リーグ2位と入れ替え戦への挑戦権を惜しくも逃した鳴門教育大学。今大会が秋リーグに向けての試金石となり、再び1部リーグでプレーするため、次は秋リーグでの2部優勝を目指す。
ベスト…