新型コロナウイルスが猛威をふるった2020年。それは四国の大学野球にも大きな影響を与え、2020年春季リーグ戦の中止、2020年秋季リーグ戦の試合方式の変更、感染防止対策の徹底など多方面で対応を余儀なくされた。各大学が充分な練習や試合が行えない中でもリーグ戦に臨み奮闘し2020年シーズンもオールスター戦と入替戦を残すのみとなった。2011年に開催して以来、9年振り2度目の開催となった四国地区大学野球オールスター戦。2020年秋季リーグ戦の順位をもとにチーム編成(1塁側:高工大、松山大、徳島大、聖カ大-3塁側:四学大、高知大、愛媛大、香川大、鳴教大)を行い、各大学の実力者達が坊っちゃんスタジアムで火花を散らす。注目の筆頭は、埼玉西武ライオンズに育成ドラフト5位指名を受けた水上(4年:四学大)。ストレート、変化球共に完成度が高いリーグ屈指の好投手。好打者がズラリと並ぶオールスター戦でも圧巻の投球を披露することができるのか注目である。その他にも、水上との二枚看板でチームを引っ張ってきた加藤(4年:四学大)や秋季リーグ安定した投球を見せた馬場(3年:愛媛大)が控える。対する1塁側の投手陣。1年生にして秋季リーグ戦の防御率0.00と向かうところ敵無しの投球を見せた岡林(1年:高工大)や最多勝の萩森(3年:高工大)、2部リーグを優勝に導いた山﨑(2年:聖カ大)など実力者が相手打線を翻弄する。好投手陣に対する打者陣。最注目は、1塁側の新宅(3年:高工大)、岡本(3年:高工大)、大﨑(2年:高工大)の高工大ベスト…