第1週見所〜2021春〜
とうとう四国にも春が訪れる。選抜高等学校野球大会が世間を賑わす中、今週末から令和3年度春季四国六大学リーグ戦が始まる。冬を越えて各大学の選手達の成長が楽しみだ。
1つ目のカードは四学大と愛媛大。四学大の投手陣は、強力だった2人の投手が卒業し、富田(4年:志度)、下里(4年:宮古総合実業)の2人が中心となって試合を作り、野手陣では石川(4年:英明)、山田(4年:四学大香川西)の左右の安打製造機が相手投手を打ち砕く。対する愛媛大は馬場(4年:浜松南)、松本(4年:川之江)を中心に目先を変える継投で相手打者を翻弄する。打撃陣は小田(3年:岡山操山)吉中(4年:広島城北)を中心とした繋ぐ野球で一点をもぎ取り、堅い守りで接戦を勝ち抜く。
2つ目のカードは高知工大と聖カ大。高工大は萩森(4年:松山中央)と岡林(2年:高知追手前)の2人が中心となってスコアボードに0を重ね、岡本(4年:豊浦)、新宅(4年:広島新庄)といった足も使える選手達が大量得点を狙う。聖カ大はサブマリン山﨑(3年:小松)が相手打線を翻弄し、俊足曽我部(2年:新居浜商業)が守備を掻き回し、今村(3年:小松)、堀内(2年:伊予農業)といった長打力を兼ね備えた選手が勝利を掴む。
3つ目のカードは高知大と松山大。高知大は松藤(4年:岡豊)、小林(3年:豊岡)、河邑(3年:土佐塾)の左腕トリオが打たせて取る投球でリズム良くアウトを積み重ね、黒瀬(4年:高知小津)、緒方(4年:広島国泰寺)といったクラッチヒッターが確実にチャンスをモノにする。松山…