開幕まで二週間、各チームリーグ戦に向けてオープン戦など精力的に調整を行っています。春季リーグの展望などを紹介します。
◆リーグ展望
リーグ創設30周年の節目を迎えた四国六大学野球リーグ。四連覇のかかる四国学院大を中心とした展開となる。打の中心選手が引退し、野手陣の陣容が大きく変わり攻撃陣は未知数となるが、経験豊富な畑采配と厚い選手層で力が大きく落ちることはないであろう。昨秋、ノーヒットノーランを始め、最多勝利、最優秀防御率と投手部門のタイトルを総なめした竹田を筆頭に、経験豊富な河野、140キロ超の山口、成長著しい馬詰を経験豊富な捕手、牟禮がリードし、投手陣はリーグ随一。ロースコアの試合運びが可能であり四国学院が頭一つ抜け出していることに変わりはない。
それを追う筆頭は松山大。昨秋3勝無敗の右腕和多をはじめ、多彩な投手陣で絶対的エース澤村が抜けた穴を総動員でカバーする。打撃陣は1年次から出場している後藤や山田を中心に機動力を活かした積極的な打撃が浸透しており、緻密な野球に磨きがかかってきており四国学院の対抗となる。
この二強の争いに他の四大学がどれだけ絡んでくるかが、リーグの見所となるであろう。高知大は守備・攻撃とも粘りが身上であり、渡辺に次ぐ投手陣の出来がカギを握ることとなる。投打の歯車があえば上位を狙える。打撃面では、勝負強い高橋の前に走者を置けれるかがカギとなる。愛媛大は打撃陣・投手陣とも能力が高く、エース大野が復活すれば私立二強を脅かす台風の目となるだろう。打撃陣は、相手の隙に乗じる強かさに加え、宮下・十亀・宮武を筆頭に思い切りのよいスイングが魅力である。鳴門教育は、投手陣が大きく変わるが、左の好打者を揃えており、上位チームも楽な相手ではない。香川大は、部員数も少なく厳しい戦いが予想されるが、経験豊富な野手陣も多く、接戦に持ち込むディフェンス力を発揮できれば、一泡ふかせることができる。
リーグ前半は、昨年のチーム成績により、上位チームと下位チームと当たる。リーグ中盤から上位チーム同士の対戦となってくる。四国学院・松山大の二強は、前半で取りこぼしなく、後半に勝負を持ち込みたいところである。が、他四大学も二強に照準を合わせて挑んでくる。六大学とも大きな力の差はなく、勢いや運・不運などちょっとした勝負の綾でリーグ戦の行方は混沌とするだろう。どの戦いも目を離すことはできない。
Ⅱ部は、昨秋を制した徳島大とエース湯浅を中心とする高知工科大の二強の争いとなる。星を落とさず最終決戦に持ちこめるかどうかが見所となる。
五週に渡っての大学選手権出場をかけた戦いがまもなく開催します。ご期待ください。
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◆リーグ日程
◆パンフレット
以上
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