2013春季リーグ展望

2013春季リーグ展望~私学二強の争いか、混戦か!
★展望
 4月3日の香大高大の対戦から四国六大学野球が開幕する。この春季リーグは六月に開催される全日本大学野球選手権への出場権を賭けた戦いとなる。中四国決定戦・神宮大会という修羅場を経験した松山大学と雪辱を期す四国学院大学の両雄を軸にした戦いが予想される。
 昨秋の覇者・松山大学は、全国レベルの真剣勝負を経験し、チーム力は随一である。投手陣が期待通り機能すれば連覇の道は見えてくる。松大と互角の戦力を持つ四国学院大学は新たに福留体制となり覇権奪還を目指す。守備・攻撃ともに高いレベルを維持しており投打がかみ合えば、雪辱を果たすことが可能である。この私立二強を追うのが、投手陣の揃う高知大学と打撃陣の揃う愛媛大学の国立二大学である。この二大学の戦いが、私学二強のマッチレースにするのか、それとも混戦とするのか、リーグ戦を行方を握ることとなる。バッテリーを中心とするディフェンス面で不安を残す香川大学・鳴門教育大学は、厳しい戦いが予想されるが、波乱を起こす可能性は充分に秘めている。 
 今季は、松大、高大、愛大、四学がリーグ序盤から激突するリーグ日程となっており、開幕から予断を許さないデッドヒートは必至である。昨年同様、GWの最終週には六大学全てがそろい踏みする「坊っちゃん決戦」が控える。各大学とも昨秋から(卒業などで)投打の主軸の入替などがあり、予想を覆す可能性は充分にある。一ヶ月に及ぶ激戦を切り抜け、球春を締めくくる決戦の地「坊っちゃんスタジアム」で「全国への挑戦権」を手にする大学は、どこか!。

★各大学戦力分析
<<松山大学>>
 昨秋の覇者・松山大学は、中四国・神宮を経験し、そつなく負けない野球に凄みが加わり、チーム力では一歩抜きん出ている。主将・田中(高知・4年)を中心とした内野守備陣はリーグ随一でピンチの場面でも最小失点で切り抜ける精度の高さを備えている。また打撃陣も政岡(土佐・3年)・妹尾(倉敷商業・3年)らきっちりと仕事をする勝負強い打者がそろい、スキは見当たらない。エース松本(松山北・3年)・台頭が期待される赤松(宇和島東・2年)を軸に投手陣が期待通りの投球を展開すれば、昨秋同様に他の追随を許さない展開となるであろう。

<<高知大学>>
 投手陣の揃う高知大学。昨秋最多勝の井筒(松江北・3年)・美島(高知南・4年)の二枚看板を含め、左右の多彩な投手を擁している。この投手陣を含めたディフェンス陣がしっかりと機能しロースコアのゲームを展開できれば、身上である粘り強さが生まれるだろう。攻撃面では、佐藤(徳島北・4年)・黒木(日向・3年)らの足のある選手が揃っており、中軸が勝負強さを発揮できれば、私学二強に渡り合うことができる。

<<愛媛大学>>
 打撃陣の揃う愛媛大学。丹下(今治西・3年)・寺内(呉宮原・4年)らに昨秋首位打者の久保(池田・3年)が加わり、左の巧打者が揃う布陣で得点力は高い。一気に試合を決めるビッグイニングを作ることが可能な打線は、相手バッテリーには脅威となる。ディフェンス面では昨秋最多勝の重川(松山中央・4年)を軸とした投手起用となるが、浮沈のカギを握るのは中本(愛大付属・3年)らの二番手投手陣の働きとなるであろう。

<<四国学院大学>>
 松大に勝る戦力を持つ四国学院大学。横山(香川西・4年)・福山(香川西・3年)・清水(熊本工業・4年)といった経験豊富な野手陣は健在で守備・攻撃ともに高いレベルを維持しており、野手陣に死角はない。覇権奪還のカギを握るのは二番手・中継陣の台頭となる。大黒柱の高野(呉工業・4年)が中心となることは間違いないが、高野の負担をどれだけカバーできるかがポイントとなる。この投打が噛み合えば、松山大を凌駕することとなる。

<<香川大学>>
 香川大は、エース古味(高知追手前・3年)の復活が必要不可欠となる。家吉(岡山城東・3年)らとともに先発を担えれば、ディフェンス面での不安は解消できるだろう。大西(玉野商業・4年)植田(岡山城東・3年)ら攻撃陣は思い切り良い選手が揃っており、機動力がうまく噛み合えば、油断はできない打線となり、一泡吹かせる存在となるだろう。

<<鳴門教育大学>>
 鳴門教育大は選手層が薄く一丸となった戦いが必須となるだろうが、その中でもディフェンス面でのミスを減らせれば、経験豊富なエース村上(今治北・4年)の投球術が冴えてくるだろう。打撃陣では秋津(南陽・4年)・米澤(松山中央・4年)らに続く主軸の出現に期待することとなる。

★二部リーグ展望
二部は、今回も徳島大学と高知工科大学とのマッチレースが予想される。昨秋同様にプレーオフの可能性も充分に考えられる。一部昇格を狙う両大学にとっては、ディフェンスでのつまづきをなくしたいところだろう。一方の二番手グループとなる徳島大医学部・徳島文理大・香川高専は実力が拮抗してきているとともに昨秋のリーグ戦では上位2チーム相手に後一歩という試合も演じており、徳島大・高知工科大に待ったをかける可能性も充分あり、予断を許さない。


★前リーグ個人成績<1部のみ、学年の0は卒業者>
◇投手成績一覧(規定投球回数到達者一覧・防御率順)
氏名(大学・学年)-勝敗-投球回-安打-三振-四死-防御率
美島_涼(高4) 4-1--32.333--22-05-08--0.84
馬詰大毅(四0) 2-3--44.666--34-38-18--1.41
重川和真(愛4) 4-2--51.000--32-29-23--1.59
松本将幸(松3) 4-0--37.333--27-26-11--1.93
赤松茂樹(松2) 3-0--27.000--20-19-20--2.00
中本尚人(愛3) 1-1--22.000--17-10-13--2.45
井筒健太(高3) 4-2--54.333--40-43-21--2.65
高野圭佑(四4) 1-3--30.666--26-20-17--3.23
芦原慎平(鳴0) 1-5--47.333--54-34-14--3.23
中林洋輔(香3) 1-3--41.000--44-15-19--3.73
楠本将貴(香2) 1-2--25.333--27-16-16--3.91
村上太朗(鳴4) 0-4--33.333--36-08-17--6.21

◇打者成績(打率ベスト20)
氏名-大学学年---安打-打点-塁打-三振-四死球-盗塁-本塁-打率
久保 貴嗣(愛3)16-06-18-02-05-02-0--0.500
佐藤 俊介(高4) 16-02-18-06-14-13-0--0.432
吉田 充晴(松0)13-07-15-03-06-02-0--0.406
清水 宏樹(四4) 16-03-16-04-02-07-0--0.400
十亀 貴洋(愛0) 13-06-15-06-08-03-0--0.371
福山 翔太(四3) 13-10-18-05-13-00-0--0.371
寺内 晃生(愛4) 12-03-16-03-09-01-0--0.364
横山 亮太(四4) 14-09-16-02-06-02-0--0.359
植田 修平(香3) 14-02-17-04-05-03-0--0.341
丹下 喬介(愛3) 15-02-16-10-02-04-0--0.341
大西 将樹(香4) 15-07-19-06-02-00-0--0.326
岡田 雄太(高4) 13-09-15-03-08-05-0--0.317
小林 将大(鳴2) 12-00-14-09-01-02-0--0.308
渡部 元輝(高2) 10-02-10-11-05-02-0--0.303
政岡 隆志(松3) 10-08-15-03-01-01-0--0.303
田中 勇士(松4) 12-05-12-02-04-10-0--0.300
米澤 純平(鳴0) 11-03-11-09-03-02-0--0.289
妹尾 恭平(松3) 10-04-12-07-07-07-0--0.286
岩田 修治(四3) 11-04-16-02-11-01-0--0.282
小原 健太(松4) 09-05-09-04-03-03-0--0.273
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