リーグ展望~2016春

激戦必至
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 2016年四国六大学野球は香川野球の新たな聖地となりつつある四国コカ・コーラボトリングスタジアム丸亀に全チームが集まる「丸亀決戦」で4月2日にスタートする。2015年シーズンは高知大、愛媛大の国立勢が躍進し四国六大学の様相を変化させ、新時代のスタートを感じさせる戦いとなった。今春においても高知大、愛媛大を中心に優勝争いが繰り広げられることは間違いないだろう。さらに今春より一箇所開催が香川県、高知県、愛媛県の一部が所属する各県で一度ずつ開催されることとなりさらなる盛り上がりが期待される。
1445679639380.jpg 激戦の中、優勝争いの筆頭は昨秋優勝し中四国代表決定戦でも善戦した高知大だろう。主将柴田、俊足好打の藤田、勝負強さの光る小笠原を筆頭に様々な攻撃パターンを持ち効率よく得点するスタイルは確立の域にある。鍛え抜かれた守備力も健在でロースコアの試合での勝負強さはリーグ随一である。不安要素を挙げるとすれば 快進撃を支えたバッテリーが引退したことである。しかし、昨秋は益原が3勝し中四国代表決定戦でも好投するなど活躍みせ、新エースとしてのさらなる飛躍が期待される。
 その対抗馬は昨春優勝の愛媛大である。秋はプレーオフの激戦の末高知大に敗れた。打倒高知大に燃える気持ちはどこよりも強い。その愛媛大は攻守にタレント揃い。エースの田中宏は今や四国選抜でエース級の働きDSC_0012.JPGをするなど文字通り四国六大学の顔となりつつある。その田中宏をリードする捕手乗松、遊撃手で主将の杉山など経験豊富で失点が計算できる。攻撃陣も昨秋首位打者の南、打点王香川、ベストナインの山脇、俊足光る西島などどこからでも得点を奪える力を兼ね備えている。佐藤など二番手以降の成長次第では 独走する可能性が大いにある。
 タレント揃いでは四国学院も負けてはいない。近年優勝から遠ざかっているが選手層は厚く、実力者が揃う。小久保、重村、土田に加え故障からの復帰を期す岡上など投手陣は充実している。さらに過去3度ベストナインを受賞している原など打撃陣も破壊力抜群。それに加え高校野球監督として選抜甲子園優勝の経験を持つなど長年野球王国四国の高校野球を牽引してきた橋野新監督が今春より指揮をとることになった。常勝四国学院の復活に向けその指揮にも注目が集まる。PicsArt_1440851458477.png
 昨年は春、秋ともに大学最低順位の4位に終わった松山大も虎視眈々と逆襲を狙う。エース玉木は昨秋5勝するなど孤軍奮闘の活躍を見せた。攻撃陣は下村、小松、田原など3年生世代は粒ぞろい。昨年は自らのミスから敗戦に繋がる試合が多かった。玉木を中心に失点を最小限に防ぐことができれば上位争いに絡むことができるだろう。
IMG_4548.JPG 昨秋5位の香川大は捕手湯田、主将河本、車谷の二遊間の丸亀高校時代甲子園を経験した3人がチームを引っ張る。攻撃も長打あり、機動力ありと得点能力は高い。不安要素は投手陣。これまでリーグ経験をした投手が少なく、新戦力の台頭が期待される。
 昨秋一部初参戦となった高知工科は今年も台風の目となるだろう。「個」の能力に関しては愛媛大や四国学院に引けを取らない。特に山川、平井、大和など強打者が揃う攻撃陣の破壊力は相手の脅威となるだろう。バッテリーを中心とした守備力が充実してくるとAクラスどころか優勝の可能性も大いにある。
 実力伯仲の四国六大学。高知大、愛媛大が新時代を築くか。四国学院、松山大の私立大学が逆襲となるか。香川大、高知工科が一気に頂点を奪うか。今年も大激戦が予想されタイブレークによる決着が覇権争いの鍵を握ることになるかもしれない。3度の一箇所開催で緊張感や盛り上がりは増すだろう。連盟理事、マネージャーらの連盟員らの活躍も四国六大学の躍進には必要不可欠である。今年こそ、悲願の全日本での勝利を目指し進化する六大学の凌ぎを削る戦いを期待したい。


Ⅱ部は、Ⅰ部復帰を目指す鳴門教育が攻守ともに一歩リードする展開。追う徳島大がどれだけ食らいつけるのかが大きな見所となり、最終週の“吉野川ダービー“がクライマックスとなるだろう。
 徳島文理大、香川高専、徳大医学部も戦力が整いつつあり、両大学の足元を掬う可能性は充分に秘めている。予想を覆す乱戦となるのか、序盤の対戦から見逃せない。