第六週見所(雨天順延試合)~2016秋

乱世の秋、第六週に突入

第5週、未だ何れのチームも突出することなく、乱世が続く。四学大対香川大の讃岐ダービーは接戦ながらも2連勝で四学大が勝点奪取。松山大対高工大は3戦目までもつれるが、攻撃力を見せつけた松山大が勝利し2位へと漕ぎ着ける。第5週の大一番となった愛媛大対高知大は、高知大が先勝し乱世の秋を盛り立てるも、秋雨前線と台風の影響による雨に泣かされ 結果は第7週へと持ち越された。

今後の覇権争いは、6勝3敗勝点3でトップを走る愛媛大が自力優勝の芽を持ち、7勝5敗勝点3の松山大、6勝4敗勝点2の四学大が可能性を残す。そして優勝から最下位まで順位の確定のないまま、23日から始まる雨天順延のカードを迎える。全試合緊迫の中、手に汗握るものとなることは確実である。

 そんな第6週の最も注目カードは、何と言っても23日(金)愛媛県・東予球場にて行われる四学大対愛媛大戦。第3週では引き出しの多さが持ち味の小久保(四学)が圧巻のピッチングを披露。わずか3安打に抑え込まれた愛媛大だが、春秋連覇へ向けて落とせない闘いだけに、小久保対策に余念は無いだろう。若い投手陣の枚数が増えたことで1人当たりの負担は少なくなったが、例年に無く試合の流れ作りに少々苦戦しているようにも思える。経験豊富な捕手乗松(愛媛)がリードし、上級生がチームを引っ張っていきたいところ。対する四学大も、リーグ戦終盤にかけてようやく投打の噛み合いがもてるように。上位のみならず下位からも出塁出来るポテンシャルを秘め、一度火が付くと愛媛大を圧倒すること間違いなし。
 同日程、高知県・高知市営球場にて開催の松山大対高知大は、前週の戦いぶりからどちらが勝利してもおくしくない勢いのある両チーム。第3週の初戦では上位の柴田・宮脇(高知)らを中心に、序盤で松山大左腕 平山から得点を奪い、リードを保ったまま勝利を収めた高知大。対する松山大も、 前週の高工大戦では中軸の田原・小松を中心に1敗の状況からコールド2連勝という、土壇場での勝負強さを見せつけている。序盤に試合の主導権を掴んだチームへと勝機が訪れるだろう。
 最下位を免れたい香川大と高工大は、24日(土)香川県・番の州球場にて絶対に負けられない一戦。積極的な攻め勝つ野球で、ここまで12試合64得点・1試合平均5得点と、破壊力抜群な打撃陣による高い得点力を持ち味とする高工大。対して香川大は、連投で奮闘する上西ら投手陣がどこまで高工大打線を抑えられるかが鍵となる。多少得点力は劣るが、前週の四学大戦では上位の濱田・中軸の春名などにより、上手く繋がりをみせ勝負強さが出てきた香川大にも勝機はある。鎬を削る試合展開に期待したい。
 一方のⅡ部も、天下分け目の吉野川ダービーは鳴門教育・徳島大ともに一歩も譲らず、一勝一敗の痛み分けとなり、プレーオフに持ち込まれた。24日のダブルヘッダー(予備日10/1)が吉野川ダービー第二章となる。両大学ともディフェンスが機能しており、ロースコアの接戦が予想され、こちらも熱い戦いとなることは必至である。

9月も終盤に差し掛かり、最終局面となっても乱世の続く四国六大学。このまま愛媛大が逃げ切るのか、松山大が阻止するのか、はたまた四学大の大逆転となるのか―― 益々見逃せない。全試合に注目が注がれる!


◆Ⅰ部
9/23 金 10:00 愛大vs四学 東予・・・・・Live!
9/23 金 10:00 高大vs松大 高知市営
9/24 土 10:00 高工vs香大 番の州・・・・Live!
(第三週の雨天順延試合であり、一勝一敗となった場合は、同日13:00に第三試合となります)

※ライブ配信機器をLTE対応にバージョンアップしました。安定度は上がるはずです。ご期待ください。

◆Ⅱ部 プレーオフ
9/24 土 鳴教vs徳大 鳴教大G
(プレーオフ ダブルヘッダー)
(予備日 10/1)

写真で振り返る2016春季
20160417 四学大VS愛媛大

大島監督率いる愛媛大ベンチ

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20160403 四学大VS松山大

スタンドの応援団(松山大)

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20160402 松山大vs四学大

打席に立つ世木田(松山大2年・広島国際学院高)

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ホームに滑りこむ原(3年・四学)
撮影/荒瀬(四学MG)
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