PB2016 vol.1〜春季リーグ

僅差の戦いの激戦を百戦錬磨の愛媛大が制す!

 丸亀決戦で幕を挙げた2016年春季リーグ。香川、高知、愛媛と各県で1ヶ所開催が行われるという選手、マネージャーともに責任と情熱に駆られたこのリーグ。天候には、球春を歓迎しているかのようにグラウンドを照らしてもらい、順延無く日程を消化できたため、選手は緊張感の途切れない一月となったのではないかと思う。第二週目にして、秋季リーグに優勝争いを演じた愛媛大学と高知大学に加え四国学院の3チームでの覇権争いがほぼ決まる。リーグ後半戦は直接対決があるため、どのチームも負けられない熱戦が繰り広げられた。その中でも、優勝を一気に引き寄せた愛大四学第2回戦は2016年春リーグを代表する試合になったに違いない。7回まで2点のリードを許すも、8回裏に3点を奪い返し愛大が勝利した試合。投手を中心とした守備で我慢し作った流れを攻撃につなげる、愛大らしさが存分に発揮された試合だったように思える。そして、緊迫の4週目、盤石な試合運びで高知工科大学から勝ち点を得た愛媛大学に対し、負けられない高知大学は四国学院との死闘となった。四国学院の先勝も2試合目は高知大学のコールド勝ち。第3試合、優勝への望みをつなぐゲームは両エースの意地とプライドがぶつかり合う試合となる。試合終盤、四球とエラーから四国学院がチャンスを作り勝ち越し。その後高知大学は追いつくことが出来ず終戦。この結果から愛媛大学の春季リーグ二連覇が決まり秋季リーグの雪辱を果たした。最終週、愛媛大学は高知大学に二連勝し、10連勝、勝ち点5の完全優勝で秋季リーグの後から掲げてきた第一目標を達成。次は、全国ベスト8というチームゴールに照準を定めた。
2年連続の全日本大学野球選手権出場となった愛媛大学。全国ベスト8という目標を立て、冬を乗り越えてきた。試合会場は昨年同様東京ドームとなり、一年前の涙を晴らす機会を得た。高知工科大学の協力もあり、人工芝対策も十分に行い四国勢悲願の勝利を背負って東京ドームへと乗り込んだ。対戦相手は福井工業大学、オープン戦を行ったこともある相手でデータ班も対戦相手研究に熱が入りチームを支えた。試合は序盤、ともに1点を奪い主導権を譲らない。しかし、試合中盤、愛媛大学は緊張からかミスが出てしまい勝ち越される。その後は、調子付いた福井工大の先発に押さえ込まれ、愛媛大学エース田中の粘投むなしく、愛大24年ぶりの勝利、そしてチームゴールとしていた全国ベスト8は叶わなかった。試合を通して、ディフェンス面では全国と勝負することが出来ると証明できた。やはり、まだ差が出るのが攻撃陣。素振りを見ているだけでも、レベルの違いを感じることが出来る。四国にも好投手は多い。打線は好投手に引っ張られレベルが上がるのでまだまだ向上していくはずである。打撃陣がこの壁を乗り越え、後輩たちが全国1勝を手に取れると期待して、数人を残し4回生は引退となった。四国勢のチャレンジャーとしての立場はまだまだ続く。
 全34試合中9試合が1点差の勝負となった春季リーグ。下位チームと上位チームの一点差ゲームもあった。つまり、一部の六大学間では埋められないほどの大きな差は無いということだろう。ゲームの流れ、選手の調子などその日に決まるものが試合を決める要因になったものも多かったのではないかと思う。試合運び、1ヶ月を戦い抜く戦略を万全にすることで、以降のリーグではさらに順位の変動があるのではと感じた。
 また、リーグ運営についても各県1ヶ所開催があったことで、この経験を活かせていけるのではないかと思った。当然のことながら、各大学間の連携は運営を行う上で非常に重要になってくる。一番意識しなければならないと思ったのは、共通認識、そしてその確認である。自分自身、全日本大学野球選手権へ学生スタッフとして派遣され、スタッフの話し合いの多さ、細かな連絡と確認、明確な役割分担など、どれも運営を改善するために徹底すべきものはあると感じ学ばせてもらった。それらで生まれる共通認識のおかげでそれぞれが考えて、動けるようになるのではと考えさせられた。四国六大学野球リーグでも、インフォメーションデスクの充実、ライブ配信の工夫、SNSでの情報拡散などが効果を発揮しさらに盛り上がりを見せている。
 リーグ戦の面でも、運営の面でも更なる変革の時を迎えているのでは感じ、その上で大きく期待が膨らんだ球春となった。

(記事作成=愛大橋元)
写真で振り返る2016春季
愛媛大学、全勝優勝を決めた歓喜の瞬間

20160402観客席 20160402インフォメーションデスク

20160403高知工科vs高知大 20160403  3回裏。松山大学田原、2点タイムリー二塁打を放つ

20160403松山大vs四国学院 20160403愛媛大vs香川大
posted by 四国六大学 at 13:00 | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする