5月21日 (日)
アークバリア津田球場
12:31開始 (試合時間 1時間51分)
主管 鳴門教育大学
観客数 65人
イニングスコア
香川大=000|000|000| 0
鳴教大=000|001|00X| 1
バッテリー
香川大= ●上西ー湯田
鳴教大= ○安丸ー岩崎
二塁打=松村(鳴教大)
三塁打=なし
本塁打=なし
暴投=なし
捕逸=なし
野選=なし
MVP=安丸(鳴教大)
VP=松村(鳴教大) 上西(香川大)
審判=(堀田、前田、尾崎、筒井)
記事=
昨秋に続き第3戦までもつれ込んだ鳴教大と香川大の入替戦。第1戦、第2戦とがっぷり四つの試合展開。この試合が来季の1部の座を懸けた最終決戦となる。
鳴教大は第1戦完投勝利の安丸、香川大は第1戦、第2戦に続き上西が先発。両チーム共にエースに命運を託す。
命運を託された両エースはその期待に応える。鳴教大先発安丸は初回を三者凡退に抑えると、5回まで四球は出すものの安打は2回表の春名の1本のみに抑え無失点。対する香川大上西も3戦連続の先発、午前中に行われた入替戦第2戦に完投したにも関わらずこの試合も好投。5回裏には味方の失策と鳴教大9番龍野の安打などで1死1.3塁のピンチを招くが、鳴教大の拙攻でこのピンチを抑えこちらも無失点。エースの意地の投げ合いで両チーム無得点のまま試合は後半戦へ。6回表、香川大は三者凡退。その裏、鳴教大は先頭の宇良が三遊間を破り出塁。犠打で2塁に進める。ここで4番の菊場に打順が回る。第2戦で複数安打の鳴教大4番対3戦連続先発の香川大エースの対決は、香川大エース上西が渾身の直球を投げ込み、鳴教大菊場を見逃し三振に打ち取り2死となりこの回も無得点に終わるかと思われた。しかしこの場面で5番松村が打席へ。3球目を叩くと打球は右翼線へ飛び、待望の先制適時二塁打となる。松村は好調を買われての打順昇格。期待に応える一打となった。7回表、力投の上西を援護したい香川大は先頭の車谷が左前安打で出塁。しかし後続が2者連続三振、2つ目の三振は盗塁死も重なるゲッツーとなり無得点。8回表も香川大は先頭の春名が安打で出塁する。1死後湯田の左前安打、吉門が犠打でつなぎ2死2.3塁とするもトップの濱田が遊直に倒れホームが遠い。1対0のまま試合は最終回へ。なんとしても1部再昇格へ、香川大は1死から車谷が四球で出塁する。2死後、大杉が失策を誘い1.2塁の好機を作る。打席にはこの試合2安打の春名。フルカウントからの鳴教大安丸がこの試合投じた113球目に春名のバットが空を切り試合終了。鳴教大が6回裏に挙げた虎の子の1点をエース安丸が守り抜き、1部残留を決めた。香川大は2日間で3試合連続先発完投のエース上西の力投も報われず無念の零封負けとなった。
MVPには香川大打線を寄せ付けずシャットアウトした安丸(鳴教大)が選出された。
VPには決勝点となった先制二塁打を放った松村(鳴教大)と、3試合続けて先発し力投した上西(香川大)がそれぞれ選出された。
報告者= (鳴教大=山口)