開始 11:50(試合時間 01時間49分)
四国学院=000|001|000|1
九州産業=001|000|001×|2
四国学院=●小久保-森口
九州産業=本田、○草場-光岡
二塁打=岩城(九産)山城、水上(四学)
三塁打=なし
本塁打=なし
暴投=小久保
捕逸=なし
野選=なし
審判=(田村・黒沢・奥津・松本俊)
記事=
約半世紀振りのベスト8進出がかかる全日本選手権第2回戦。四国学院大は前日完投完封の小久保(4年・鹿児島玉龍)が2試合連続での登板、福岡六大学代表・九州産業大は本田(4年・海星)がマウンドへと上がる。
四学大は積極的なスイングで本田に食らいつくも、落ちる変化に翻弄されなかなか出塁できない。3回に守備の要 森口(3年・徳島科学技術)が安打で出塁、次回にも松堂(3年・糸満)水上(1年・帝京第三)と続けて安打が生まれるが、大事な場面での三振が響き、逆転には至らないまま試合は中盤へ。
試合が動いたのは6回。先頭山城(4年・松山聖陵)がセンター前で出塁し、犠打で送って一死2塁。3番原(4年・日大三)の叩いた初球はライト線に落ちる適時打となり、一気にホーム生還。試合は振り出しへと戻された。その後両者共に得点圏へとランナーを進めるもあと一本が出ない。
迎えた最終回。先攻の四学大は適時打を放った原が再び出塁、水上が打席に立つが、戦術の認識違いから二塁アウトとなり逆転には持ち込めず裏の攻撃へ。
ここまで2日間合計200球以上を放る小久保がこの回も登板。先頭の光岡(2年・筑陽学園)に内野安打を許し、一死から満塁策をとって二者敬遠で迎えた4番脇坂(2年・九国大附属)との勝負。初球投球前、サインを二度確認したことから投球動作を中止したとし、ボークをとられ三塁走者が生還。無念のサヨナラゲームで試合終了、ベスト8進出は叶わなかった。
この経験がチームの、自分自身の糧となり「次こそは」という強い気持ちを生むだろう。これまで代表校が掲げてきた「全国1勝」という目標から「ベスト8進出」と、更に上を目指せるようになったことで、Ⅰ部6大学が今以上にレベルアップできることを期待している。