9月24日(月) レクザムスタジアム
開始12時57分(試合時間 1時間47分)
主管 松山大学 観客84人
イニングスコア
松山大学=000|000|000|0
四国学院=000|040|00×|4
バッテリー
松山大学=(負)平山、鴻上、山西-安藤悠、福田
四国学院=(勝)小久保-森口
二塁打=(四)金城
三塁打=(四)藤原
本塁打=なし
暴投=(松)平山
捕逸=(松)安藤悠
野選=なし
審判=(山脇、松原、伊勢谷、竹田政)
記事=今秋の優勝チームが決まる注目の一戦。四国学院が勝てば勝ち点の差で四国学院が、松山大学が勝てば勝率の差で愛媛大学が優勝となる。
四国学院は百戦錬磨のエース小久保が、松山大学は四国地区屈指の速球派平山が先発を務める。4回生同士の意地の投げ合いが注目を集める。
試合は2回表先頭打者世木田が四球を選びノーアウト1塁とする。バッターは5番岡本。松山大学は強攻を選択するも岡本は空振り三振。1アウト1塁とし6番小田原。松山大学はヒットエンドランを選択。ここは松山大学の動きを読んだ四国学院捕手の森口に上手く外され失敗。その後小田原はセカンドゴロに倒れる。3回表2アウトから9番濱田がセンター前で出塁すると1番西原の打席間に果敢に盗塁を試みるもまたしても四国学院森口に封じられる。
そして迎えた5回裏、試合が動く。1アウトから9番金城が右中間を深々と破る二塁打を放つ。1アウト2塁となり1番槇。槇の放った打球はサード前へのボテボテのゴロ。サードの鵜足が猛然とダッシュし間一髪のタイミングもボールが手につかず失策となってしまう。1アウト1,3塁から2番黒岩が四球を選び1アウト満塁となる。そして迎えるは春季リーグ首位打者と打点の二冠に輝いた藤原が立つ。投手の平山は四国屈指の左腕としてまた4回生の意地を見せ抑えることが出来るか。勝負は一瞬だった。平山の投じた初球のストレートを藤原が完璧にとらえレフト頭上を越す適時三塁打を放ち3点を先制した。ワイルドピッチもあり5回裏に四国学院が4点を先制した。
四国学院のエース小久保にとってこの4点は十分すぎるリードだった。6回表からもう一段階ギアを上げ、140キロオーバーの直球と切れ味鋭い変化球を投じる。また捕手森口のリードも冴えた。松山大学も平山から鴻上、鴻上から山西への4回生リレーや遊撃手下村のファインプレーなどで必死に食らいつくも万事休す。四国学院小久保は終わってみれば107球被安打3無失点奪三振8個の素晴らしい投球を披露。四国学院を二季連続の優勝へと導いた。
MVPには完封勝利をあげた小久保(四国学院)が輝いた。またVPには先制の適時三塁打を放った藤原(四国学院)と、再三の好守でチームを救った下村(松山大学)が輝いた。
写真はMVPの小久保(四国学院)、VPの藤原(四国学院)と下村(松山大学)
(報告者=松大 江本)