4月30日(月)
レクザムスタジアム
9時57分開始(試合時間2時間12分)
主幹 松山大学
観客 177人
イニングスコア
高知大 000|000|000|2|2
松山大 000|000|000|1|1
(10回タイブレイク)
バッテリー
高知大=○道原、上ノ薗-八須
松山大=大東、●渡辺-田村(直)
二塁打=山岡(松)
三塁打=松本(高)
本塁打=なし
暴投=なし
捕逸=なし
野戦=なし
MVP=道原(高)
VP=片山(高)、大東(松)
審判=(永山、西池、尾崎)
記事=1勝1敗で第3戦までもつれ込んだ松山大対高知大の誇りをかけた戦い。松山大は、成長株の大東に、高知大は、2枚看板の1人道原に命運を託す。
重要な立ち上がり。高知大はリードオフマン名嘉真がヒットを放ち出塁するが大東が踏ん張る。松山大は1アウトから2番小田原がレフト前ヒットを放つが後続が続かず無得点に終わり、1回表裏を終える。その後も両チーム安打などでランナーを出すものの松山大の大東、高知大の道原が気迫のこもった投球で無失点に抑える。今シーズン乱打戦やシーソーゲームが多い中緊迫した投手戦となる。
6回表高知大の攻撃は先頭の名嘉真が四球で出塁する。盗塁と進塁打で2アウト3塁となる。そして今日4番に入った富岡を迎える。松山大の大東と高知大の富岡勝負。力と力の真剣勝負。軍配は高めのストレートを振らせた大東にあがった。その裏2アウトから7番山岡がツーベースを放つと今度は高知大の道原と松山大の小林の勝負。
小林の捉えた打球はセンター後方への大飛球。これを高知大片山が好捕。両チーム気持ちの入ったプレーを見せる。高知大は8回表、前のイニングから大東をリリーフした松山大渡辺を攻め立て1アウト満塁とする。ここで渡辺がギアを上げ、4番富岡を三振に、5番尾谷をショートライナーに抑える。
その後0アウト1・2塁から始まるタイブレークとなる。先攻の高知大は代打中吉を出しバントをするがファースト小林の攻守で失敗する。その後1アウト満塁となり薮井の適時打、片山の犠飛で2点を奪取する。高知大はこのタイミングでエース上ノ薗を投入する。後攻の松山大は先頭の渡部がバントを成功させ、代打の片岡の鋭い打球はレフト後方へ。今度はレフトの名嘉真がこの打球を好捕。犠飛となり1点を返す。そして2アウト2塁となり8番小林との勝負。強く叩いた打球はゴロで上ノ薗の頭上を越える。センターへと抜けそうな打球をショート薮井が抑え試合終了。勝負どこでの高知大の攻守が光った試合だった。
MVPには9回無失点の好投を見せた道原(高)が、またVPには攻守と決勝点となる犠飛を放った片山(高)と6回無失点の好投を見せた大東
(松)が選ばれた。
写真はMVPの道原(高)とVPの大東(松)、片山(高)
(報告者 江本)