第6週見所〜2019秋〜

台風という悪天候に見舞われながらも開催県の大学を中心に各チームの選手・スタッフの迅速な対応、丁寧な整備により1日順延となりながらも、6大学中4大学が秋季リーグの全日程を消化した。激戦が予想された第5週の首位決戦。高知工科大対四国学院大の一戦。先に2勝した方が優勝決定、両チームの気迫あふれるプレー、一投一打に注目が集まった。終ってみれば、四学大投手陣が高工大打線を相手に2試合連続完封。昨秋・今春と各大学を苦しめた強力打線をシャットアウトした。四学大は、攻撃でも随所に勝負強さを見せ高工大に2連勝。第1週目は2連敗と苦しみながらのスタートであったが、一気に優勝へと駆け上がり高工大の3連覇を阻止。3季ぶり25回目の優勝をつかんだ四学大は、10月26日に東広島アクアスタジアムにて、明治神宮大会への出場権を懸けて中四国代表決定戦へ出場する。

さて第5週目1勝1敗となり勝ち点の行方が唯一3戦目の結果に託された高知大対松山大。
高知大は大黒柱の松藤(2年・岡豊)の先発が濃厚だ。勝ち点獲得に向け西川(2年・福岡工業大学附属城東)、河邑(1年・土佐塾)、小林(1年・豊岡)の豊富な投手陣がバックアップ体制を整える。打撃陣は、先頭打者としてチームを引っ張る大石(3年・呉宮原)1戦目にライトへのホームランを放った岡川(2年・広)と粒ぞろいだ。リーグ前半、破竹の勢いでヒットを量産した中山(4年・佐原)の活躍にも期待がかかる。
対する、松山大は大東(3年・徳島城南)と菊池(1年・宇和島東)の2枚看板に注目だ。勝ち点のかかる一戦、先発のマウンドにはどちらが上がるのか、スターティングメンバーの発表から目が離せない。打撃陣は初のリーグ戦ながらここまで高打率を記録している古森(1年・小松)、を筆頭に渡部壮(2年・松山聖陵)、山岡(3年・今治北)の上位打線が活発。リーグ後半勝負強い打撃で多くの打点をあげている4番渡部颯(1年・明徳義塾)にチャンスで回せるかがカギになる。
1部リーグは残る1戦。勝者が2位、敗者が5位となる一戦から目が離せない。

今週は、2部の優勝決定戦にも注目だ。2部秋季リーグの全日程を終え徳島大・鳴教大の両大学が9勝1敗で同率1位。優勝そして入替戦への挑戦権の行方は、2戦先勝の優勝決定戦に託された。両大学とも地力は五分。安定した投手陣を中心に相手打線に得点を与えず、勝負強い打撃でワンチャンスをものにする攻撃が持ち味の徳島大。3割を超える打者がずらりと並ぶ層の厚い打線と粘り強い守備で勝ち抜いてきた鳴教大。1部リーグでプレーするため、まず両大学は入れ替え戦の挑戦権獲得のため総力戦で挑む。
勝者は、1部2部入替戦において1部で最下位となった香川大に挑む。

◆Ⅰ部
9月28日(土)
13:00 松山大対高知大 マドンナスタジアム
◆Ⅱ部
9月28日(土)
10:00 徳島大対鳴教大 鳴門教育大学グラウンド
13:00 徳島大対鳴教大 鳴門教育大学グラウンド
【予備日程】
9月29日(日)
13:00 徳島大対鳴教大 鳴門教育大グラウンド