10月19日(土)、香美球場、
13時27分開始(試合時間2時間34分)
主管 四国選抜 観客数 60 人
イニングスコア
四国選抜=110|022|000|6
四国学院=010|100|000|2
バッテリー
四国選抜=亀岡、◯松藤、小林、森山、河野-門田、田中、宮本
四国学院=水上、●藤原、山上、羽根、森、小田切-石川、明石、田口
二塁打=山根(四学大)
三塁打=なし
本塁打=なし
暴投=水上、藤原(四学大)
捕逸=なし
野選=なし
MVP=大石(四国選抜)
VP=渡部颯(四国選抜)
審判( 西村、石元、大上、池知)
記事=四国学院大学が中四国代表決定戦を1週間後に控えた10月19日。高知県の香美球場にて四国学院大学対四国選抜の壮行試合が行われた。
四学大は、秋季リーグ最優秀防御率、最多勝、ベストナインを獲得した絶対的エースで主将の水上、対する四国選抜は、秋季リーグ防御率3位で愛媛大のエース亀岡の両先発で幕を開けた。
試合は、1回表四国選抜の攻撃から動く。秋季リーグ首位打者の1番古森が左安打で幸先よく出塁。2番多田がすかさず送りバントを決め、四国選抜はチャンスでクリーンナップへと繋ぐ。しかし、3、4番に決定打は出ず、凡打と四球により2死1、3塁で秋季リーグ打点王の5番渡部颯。水上の投じた3球目。低めのボールがワイルドピッチとなり、3塁ランナーが生還。四国選抜が思わぬかたちで先制点をあげる。四国選抜は、続く2回表にも3本の単打を集め1点を追加する。その裏、四学大も反撃に出る。2死1塁の場面で打席には、8番山根。捉えたあたりは、ライトの頭上を越える適時二塁打となり1点を返す。4回表には、先頭打者が振り逃げにより出塁すると、5番石川の中安打にセンターの送球エラーが重なり1塁ランナーが一気に生還。秋季リーグで完封を喫した亀岡から2点を奪い、早い段階で四学大が同点に追いつく。次の1点が勝敗を大きく左右すると予想される中、直後の5回表四国選抜が四学大2番手藤原を攻め立てる。四球、単打にバッテリーエラーが絡み1死2、3塁とすると打席には6番大石。詰まったあたりは、ショート後方にふらふらっと上がった。打ち取られたかにみられたが、2塁ランナーの渡部颯が好判断で迷わずスタート。打球はレフト前に落ち、ランナー2人が帰る適時打で勝ち越しに成功した。続く6回表にも、死球と相手のエラーでチャンスを作り3番山岡の2点適時打でリードを広げる。なんとしても追いつきたい四学大。しかし、四国選抜の豊富な投手陣による継投策で的を絞れない。5、6回松藤、7回小林、8回森山の高知大3投手の継投は盤石。ランナーを許すも三塁すら踏ませない投球で四学大打線を退ける。4点差の9回裏。四学大の攻撃も3人で終わり、試合終了。
壮行試合第1戦、四国学院大学対四国選抜の試合。タイトルホルダー、ベストナインが多く出場した1戦は、2対6で四国選抜に軍配が上がった。
MVPには、勝ち越しの2点適時打を放った大石(四国選抜)がVPには、打席、塁上をはじめ随所で勝負強いプレーを見せた渡部颯(四国選抜)が選ばれた。
(報告者=四国選抜 山野)