2019新人戦 一回戦 松山大学対高知工科大学

1116( 伊予三島運動公園野球場

111分開始(試合時間2時間24)

主管松山大学観客数 100


イニングスコア

高工大=020|001|021||6

松山大=010|000|010||2


バッテリー

高工大=○萩森、中嶋、中北ー島内

松山大=●亀井、亀岡、東ー乗松

二塁打=宮下(松大)

三塁打=なし

本塁打=なし

暴投=なし

捕逸=なし

野選=亀井(松大)


MVP=政門(高工大)

VP=萩森(高工大)、亀井(松山大)

審判(小林、高橋、丸児)


記事=両チーム、秋季リーグで守護神を務めた投手が先発として臨む一回戦屈指の好カードとなった。


松山大の先発、亀井は初回、ランナーを出すも得意の直球で無失点に抑える。高工大、萩森も三者凡退と、お互い上々の立ち上がりでゲームを作る。 


二回表、高工大はヒット、四球などで満塁のチャンスを作る。しかし亀井もキレのあるピッチングで二者連続で三振に取り、流れを渡さない。


そして、迎えた九番政門との対決。やはり高工大の遊撃手レギュラーとしての勝負強さが光った。軍配は政門に上がり、低めの球威のある直球をしぶとくセンター前に転がし、高工大が二点を奪う。早い段階で追いついておきたい松山大はその裏、五番宮下が変化球を泳ぎながらも左線二塁打でチャンスを作り、七番生宗が140キロ近くの直球をセンターに弾き返し、離されまいと食らいつく。


三回以降は、両投手ランナーを出しながらも切り抜け、スコアボードに0を並べていく。


再び試合が動き出したのは、六回。先頭の高工大六番山本が出塁すると、手堅く送り、またしても九番政門が低めの直球をレフトに運び、追加点が高工大に入る。その裏、松山大も四球などで二死満塁のチャンスを作る。しかし、秋リーグで何度も修羅場をくぐり抜けてきた高工大の守護神、萩森のキレのあるスライダーが松山大五番宮下の膝下に決まり、見逃し三振でピンチを脱し、流れを渡さない。


七回裏、高工大は萩森から長身右腕中嶋にリリーフする。先頭、松山大六番乗松が浮いた変化球をレフト前に運び、その後バントなどでチャンスを広げ、一死二塁三塁で迎えた九番広津。チーム1真面目な男がスクイズを決め、一点差に詰めよる。このまま勢いに乗りたい松山大であったが、八回表、二つのエラーで一点を失い、高工大一番島内が松山大二番手の亀岡の甘く入った直球を逃さず、投手の体に直撃するほどの早い打球を打ち、さらに突き放す。

反撃したい松山大であったが、再び守備でのミスが目立ち、高工大に点を与えてしまう。


なんとか反撃をしたい松山大は最終回、先頭五番の宮下が、この回からマウンドに上がり制球の定まらない高工大中北から四球を選び、七番生宗が内野安打で一死一塁三塁を作る。ここで迎えるのは、新人戦主将を務める、八番良籐。

声を張り上げ気合を見せる良藤であったが、高工大中北のキレのある直球に、バットをへし折られ、反撃することができない。ここで、松山大は代打の切り札和田に希望を託すも、低めの直球にバットが空を切り、ゲームセット。

序盤から主導権を握り続けた高工大が、松山大のミスを誘い出し、秋リーグで惜敗した雪辱を晴らし、二回戦へ進んだ。


そして本日のMVP3打数2安打3打点と秋リーグでも経験を積んでいた政門。

VPは、終始衰えぬ球威で六回一失点とクローザーだけでなく、先発としても十分な役割を果たした萩森となった。

高知工科大学 準決勝進出

(報告者=松山大荒巻)

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