11月23日(土) 坊っちゃんスタジアム
13時47分開始(試合時間2時間53分)
主管 松山大学 観客数 250人
イニング
愛媛大= |000|000|200||2
松山大= |000|013 |10×||5
バッテリー
愛媛大=●松本(健)、坂本、黒羽、吉本、清水−宮本
松山大=○菊池、亀井、河野、大東−三好
二塁打=なし
三塁打=(松)山岡
本塁打=なし
暴投=なし
捕逸=なし
野選=なし
最優秀選手賞=(松)菊池
優秀選手賞=(松)三好、(愛)松本(健)
敢闘賞=(松)山岡、(愛)太田
審判(田代、高市、河野、秋田)
記事= 第39回目を迎えた、松山大学対愛媛大学の定期戦。今秋リーグ、2位、3位で惜しくも優勝を逃した両チーム。1、2回生中心で成長が著しい松山大と、大黒柱の2人の4回生が抜け、新戦力を発掘したい愛媛大。春季リーグの前哨戦として熱い戦いが始まった。
先発は最多勝の松山大・菊池、対する愛媛大は新人戦優勝投手の松本が務めた。
松山大・菊池は、毎回ランナーを背負うも、要所でコーナーをつき、ゴロを打たせ併殺打に打ち取り、愛媛大・松本はキレの良い変化球で、ランナーを2塁に背負うも得点を与えず、両投手スコアボードに0を並べていった。
試合が動いたのは、5回裏。先頭の松山大・5番渡部(壮)が四球でランナーに出ると、7番三好がレフト前に運び、一死一二塁とチャンスを広げる。ここで愛媛大のバッテリーの隙をつき、松山大・渡部(壮)が好走塁で三塁を奪う。迎える打者は9番村上。セフティースクイズを試みるも2球失敗。流れは切れたと思われたが、2ボール2ストライクからの5球目、待望していた先制点を、しぶとく村上がスクイズを決め、松山大が掴む。
これで流れを掴んだ松山大は6回にも2番古森がヒットで出塁すると、制球が定まらない愛媛大・2番手黒羽から押し出しで2点目を取り、なおもニ死満塁で8番三好が甘く入ったインコースのストレートをレフトに弾き返し、2点を追加。4対0で愛媛大を突き放す。
なんとか反撃したい愛媛大は7回表。4番小田がエラーで出塁すると、6番太田7番上原がヒットとフォアボールで繋ぎ、二死満塁とチャンスを広げる。ここで、代打宇田賀が打席に入る。すると松山大は、2番手亀井に代わり、技巧派左腕の河野にリリーフする。
愛媛大・宇田賀は、1ストライクから2球目、アウトコースに決まったかと思われた変化球をレフト前に運び、2点を返し、4対2と食らいつく。
しかし、7回裏にも松山大は3番山岡の右中間を真っ二つに割る三塁打で1点を追加する。
このままで終わるわけにはいかない愛媛大であったが、松山大4番手のエース剛腕・大東の前に倒れ、5対2で松山大が勝利した。
以上の結果により、定期戦総成績は、松山大25勝、愛媛大13勝、引き分け1、中止1となった。
なお、本大会の最優秀選手賞は、5回無失点の好投を見せ、先発としての役割を十分に発揮した松山大・菊池。
優秀選手賞は、3打数2安打2打点で追加点をもぎ取った松山大・三好と、5回1失点と流れを松山大に渡さなかった愛媛大・松本(健)。
敢闘賞に、三塁打を放ちチームを勝利に導いた山岡と、3打数2安打で活躍した愛媛大主将太田が選ばれた。
(記事=松山大荒巻)