5月29日(土) 室戸マリン球場
13時00分開始(試合時間2時間54分)
主管 四国学院大学 観客数 無観客
イニングスコア
高工大=000|013|001||5
四学大=000|110|000||2
バッテリー
高工大=〇萩森、玉井-門田
四学大=●山城、宇根、下里-石川
二塁打=田邉、清水(高工)
三塁打=なし
本塁打=なし
暴投=山城(四学)
捕逸=なし
野選=なし
MVP=玉井(高工)
VP=岡本(高工)、山田(四学)
審判=(石元、秋友、久武、川江)
記事=
今春を締めくくるカードは、高工大と四学大の対戦となった。どちらも順位を決定づける試合の1回戦は、開始から先攻の高工大がチャンスを作る。1回表、2番岡本と3番阿部がそれぞれライト前ヒットで出塁するが、ここは、四学大先発山城が抑える。対する後攻の四学大も初回、1番下地がレフトへのテキサスヒットで出塁し、3番石川のセンター前ヒットでチャンスを作る。得点して勢いをつけたい四学大だったが、4番山田と5番明石がそれぞれ打ち取られ、先制とはならない。どちらも先制して流れを作りたい場面だったが、高工大先発萩森と四学大先発山城がどちらも好投を披露する。試合が動いたのは、4回裏。前打席で、ヒットを放った3番石川がレフト前ヒットでノーアウトから出塁し、4番山田もセンター前にしぶとく弾き返す。ランナー1、3塁のチャンスで迎えるは、今リーグ2本の本塁打を放つ指名打者明石。萩森の投げた5球目を鋭く振り抜いた打球は、右中間へ。しかし、高工大ライト阿部の好捕により犠牲フライの1点で攻撃が終了してしまう。すぐにでも取り返したい高工大は、まず2番岡本が、センター前ヒットで出塁。3番阿部が2塁まで進め、4番田邉の適時打で同点とする。5回裏萩森は、先頭打者をフォアボールで出塁を許すと、バントと死球でピンチを招く。ツーアウトまで、粘り2番知念を打ち取ったかに思えたが、ファーストの痛恨のエラーで失点してしまい、四学大が逆転する。整備明けの6回表。先頭清水がフォアボールで出塁すると、ヒットとフォアボールでチャンス拡大。ここは、無失点で切り抜けたい四学大山城だったが、2番岡本にライト前適時打を浴び、2点を失う。次の打者の2球目が暴投になり、山城はここでノックアウト。6回裏四学大の攻撃。ここで、高工大は、先発萩森から同じ4年生玉井へスイッチ。玉井は、立ち上がりこそピンチを招くも、併殺打で難を逃れる。四学大は、7回表から今リーグ戦急成長の宇根をマウンドにおくる。宇根もピンチを背負うものの、併殺打で切り抜ける。9回からは、守護神の下里への継投を試みるが、ワンアウトからフォアボールで出塁を許し、6番清水に長打を浴びてしまい、ダメ押しの1点が入る。最終回、最低でも同点に追いつきたい四学大は、先頭の明石が倒れるものの、6番宇座がライトへ弾き返す。続く7番仲村が打ち取られるも、8番国仲がヒットでつなぎ、9番の當銘もフォアボールで出塁し、同点のランナーとなる。長打で同点の四学大だったが、高工大ピッチャー玉井は、コースに厳しく攻めこの試合ヒットを放っている1番下地を3球で仕留めてみせた。中盤から集中力を発揮した高工大が緊迫した試合を制した。
四国学院大学 0勝1敗 (通算7勝5敗 勝ち点3)
(報告者=四学 大喜多)