6月8日(火) 明治神宮野球場
9時00分開始(試合時間2時間13分)
観客数 1500人
イニングスコア
松山大 |000|100|000|1
関学大 |202|001|100|6
バッテリー
松山大=●菊池、舩田、松田、-田中
関学大=〇黒原、鈴木、-佐藤
二塁打=石井、大谷(関学大)
三塁打=中隅(関学大)
本塁打=なし
暴投=舩田(松山大)
捕逸=なし
野選=なし
審判(秋山、嶺、永井、鶴田)
記事=今年で70回目を迎えた全日本大学野球選手権大会。7年ぶりの出場を勝ち取った四国地区大学野球連盟代表の松山大学は、28年ぶりの出場となった関西学生野球連盟代表の関西学院大学との初戦を2日目、明治神宮野球場で行った。
松山大学の先発投手は今季リーグ戦5勝。言わずと知れたエースの菊池。対する関西学院大学の先発はプロ注目の快速左腕の黒原となった。
関西学院大学は初回から菊池を攻め立てる。初回、一死一、二塁から四番杉園が右適時打を放ち、早々と先取点を取ると、続く五番高波の一ゴロで併殺打を狙うも、遊撃手古森が悪送球。松山大学は初回から二点のビハインドを背負う。
早い回に追いつきたい松山大学だったが、先発黒原の速球の前に三回まで無安打とほぼ完璧に抑え込まれると、その裏。
二者連続四球と制球を乱した菊池の球を六番石井が左中間深くまで運び、適時二塁打。関西学院大学はリードを四点に広げる。
松山大学はその裏。今季首位打者を獲得した二番大西が右安打でチーム初安打とすると三番内山も続き、無死一、二塁。
四番越智が初球攻撃で併殺に倒れたものの、五番朝比奈が内角の直球を左前に運び、一点を返す。
関西学院大学は5回裏の攻撃、中安打と四球で一死一、二塁とした所で松山大学監督池田が動く。先発菊池を諦め、二番手の一年生船田にスイッチ。この継投が功を奏し、この回を無失点に抑える。
しかし六回、中安打と犠打で一死二塁とし、代打守山に右適時打を打たれ再び四点差とされる。六回途中からマウンドに上がった三番手松田も七回に左安打、四球でピンチを背負うと一塁手越智の失策で一点を失った。
苦しい戦いの中、突破口を見出したい松山大学であったが失点後変化球を多く交えながら、要所でキレのある直球を投げ込む黒原、更に関西学院大学の硬い守りの前に五回から七回まで一安打と完璧に押さえ込まれる。
八回からマウンドに上がった二番手鈴木からも無安打、四三振と押さえ込まれ、六対一で関西学院大学に敗れた。
(報告者=松山大 谷田)