リーグ総括~2014秋

 2014年秋季リーグ。チームの軸となる選手の代替わりした大学も多く、先の読めない乱世の様相でスタートし、国立大が一位、二位となる誰も予想しない結末となった。【乱世の秋】は記憶だけにとどまらず記録としても残ることとなった。  春季に覇権争いを演じた松山大・四国学院が苦しむ中、攻守にバランスの取れた愛媛大が順調に星を伸ばした。第一週の難敵・高知大戦を連勝で勢いつき、7連勝の独走となったが、高知大の猛追、四国学院・香川大の意地に遭い、最終戦まで縺れ、覇権争いは予想通りの【乱世】となった。瀬戸際の香大との第二試合でタイブレークをモノにした勢いで、最終戦は愛媛大らしさを示し、勝利を手繰り寄せ、13季ぶりに覇権を手にした。  田中、宇野、吉田の安定した投手陣を中心に手堅いディフェンス。ここ一番で爆発する打撃陣。この攻守の歯車は大きく狂うことなく、劣勢の試合もチーム全体でひっくり返すクレバーさを併せ持ち、成熟したチーム力で乱世を潜り抜けた。  連敗スタートの高知大はディフェンスの不安を粘りの打撃陣で盛り返し、後一歩のところまで愛媛大を追い詰めた。タイブレーク四連勝という運の強さも味方しての二位に滑り込んだ。松山大は高知大での連敗から調子が狂い、春の覇者の片りんをみせることができず、投手陣の軸が決まらないままの苦しいリーグ戦となった。香川大は愛大・高大とも互角の戦いを繰り広げ台風の目となった。勝点2を獲得し、春季に期待が持てるリーグ戦の内容となった。四国学院は投手陣が踏ん張りきれず、愛大から勝ち点を奪った…

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2014秋1部2部入替戦鳴教大対高工大第2試合結果

10月4日(土)、鳴門教育大学グラウンド 12時59開始(試合時間1時間58分) 主管 鳴門教育大学 観客数 70人 イニングスコア 鳴門教育大学=000|020|003|5 高知工科大学=000|000|000|0 バッテリー 鳴門教育大学=○山口―矢島 高知工科大学=●津吉―松原 二塁打=なし 三塁打=なし 本塁打=なし 暴投=なし 捕逸=松原(高工大) 野選=なし MVP=山口(鳴教大) VP=中川(鳴教大)、津吉(高工大) 審判(福谷、森下、木下、多田) 記事=入れ替え戦第二試合。序盤は両大学共に走者を出しながらも得点に結びつけることができず、津吉、山口の投手戦となった。しかし五回表、遂に均衡が破られる。鳴教大は八番矢島、九番太田が出塁し犠打などで二死二三塁とすると、三番中川が右中間に適時二塁打を放ち二点を先制し試合の主導権を握る。対する高工大は七回まで一本の安打もだせず、反撃の糸口を見出すことがないものの、津吉が追加点を許さず二点差のまま終盤を迎える。しかし九回に再び試合が動く。鳴教大は一死一二塁から小林晴が左翼線に適時二塁打を放ち、更に中川も続いて三点を追加する。高工大は最後まで山口を打ち崩すことができず、五対0で鳴教大が勝利した。MVPには一安打完封の山口、VPには鳴教大から二安打四打点の中川、高工大から九回力投した津吉が選ばれた。この結果、鳴教大の一部残留が決定した。 報告者=小早川(鳴大)

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2014秋1部2部入替戦高工大対鳴教大第1試合結果

10月4日(土)、鳴門教育大学グラウンド 9:56開始(試合時間2時間10分) 主管 鳴門教育大学 観客数 60人 イニングスコア 高知工科大学=012|000|000|3 鳴門教育大学=210|001|30x|7 バッテリー 高知工科大学=●石川、先田―岡崎 鳴門教育大学=○安川―矢島 二塁打=矢島(鳴大) 三塁打=岡本、中野、岩崎(鳴大) 本塁打=なし 暴投=なし 捕逸=なし 野選=なし MVP=小林晴(鳴大) VP=中野(鳴大)、松原(高工大) 審判( 多田、福谷、森下、木下) 記事=高工大と鳴教大の入替戦第一試合目。1回裏鳴教大は、2番小林将の右前打から4番5番の3塁打により2点を先取する。2回表高工大は先頭の山川が中前打で出塁する。内野ゴロの間に一死二塁となり平井の右前適時打で1点を返す。二回裏、安打を重ね1点を追加する。三回表、四球と犠打により二死二塁。松原の右前打に失策が絡み二点返し、同点に追いつく。四、五回は両投手の好投により得点をあげることがなかった。しかし、六回裏、先頭の岩崎の中前打などにより好機を作り、小林晴の左前適時打により一点を取り、均衡を破る。その後鳴教大は3点を追加する。高工大は六回以降投手安川を打ち崩すことができず、鳴教大が入れ替え戦第一試合に勝利した。MVPには3安打2打点の小林晴、VPには4安打1打点の中野が選ばれた。高工大からは二安打の松原が選ばれた。 報告者=小早川(鳴大)

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入替戦見所~2014秋

リーグ戦全日程が終了し、恒例の入替戦が行われる。  Ⅰ部6位となった鳴門教育大とⅡ部を制した高知工科大との対戦となる。鳴門教育大、リーグ戦は不運にも1勝10敗の勝点0の苦しい戦いが続いたが、終始、後一歩のところまで追い詰める戦いを続けており、攻守ともに手堅いチームといえる。一方の高知工科大、Ⅰ部大学に引けをとらない実力で、リーグ戦は他を力でねじ伏せ8連勝で一気に駆け上がり波に乗っている。ロースコアの戦いに持ち込めれば鳴門教育大、4-5点勝負で力勝負に持ち込めば高知工科大にそれぞれ分があると予想される。二勝先勝方式にて昇・降格の決まる入替戦、意地とプライドを賭けた息詰る熱戦になることは間違いないだろう。 ★入替戦 鳴門教育大vs高知工科大 10/4 土 10:00~ 第一試合  鳴教大G・・・・Live! 10/4 土 13:00~ 第二試合  鳴教大G・・・・Live! 10/5 日 予備日程      鳴教大G・・・・Live! 

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2014秋1部四学大対香川大第3試合結果

9月30日(火)、観音寺総合運動公園、13:00開始(試合時間1時間55分) 主管 四国学院大 観客数 35人 イニングスコア 四国学院=001|000|000|1 香川大学=100|110|00x|3 バッテリー 四国学院=(敗)岡上、藤岡、西村、小久保-大下、岡 香川大学=(勝)楠本-安藤悠 二塁打=石原(香大) 三塁打=なし 本塁打=なし 暴投=岡上2(四学) 捕逸=なし 野選=なし MVP=楠本(香大) VP=林(四学) 審判=(小野、堀田、伊勢谷、菊田) 記事=1回裏、香大は2番石原の長打と相手投手の暴投で好機を作ると内野ゴロの間に1点を先制する。四学の反撃は3回表、二死から四球で出た走者を左前安打と敵失絡みで本塁に迎え入れ同点とする。4回裏、香大は一死一、三塁から併殺崩れの間に1点を追加し5回裏には犠飛により3点目を挙げた。四学は香大先発の楠本に対し11安打を放つも決定打を欠き最後まで打ち崩すことが出来なかった。 MVPには1失点完投の楠本(香大)、VPには2安打を放った林(四学)がそれぞれ選ばれた。 四国学院 1勝2敗(通算 勝点2、5勝7敗) (報告者=四学 兼山) 香大先発楠本と四学先発岡上

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2014秋2部徳大医対徳文大第2試合結果

9月27日(土) 蔵本球場 9時30分開始 主管 徳大医学 イニングスコア 徳大医学=000|300|000|3 徳島文理=000|100|000|1 バッテリー 徳大医学=○末政、山本-木下 徳島文理=●山本-舛田 二塁打=なし 三塁打=なし 本塁打=なし 暴投=なし 捕逸=なし 野選=なし MVP=末政(徳医) VP=真鍋(徳医)、山本(徳文) 徳大医学 2勝0敗(通算3勝5敗) (報告者=徳医 桑水流)

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第六週見所~2014秋

第六週見所~2014秋 連勝で追いすがる高大。香大戦初戦をコールド負けし土俵際まで追い詰められた愛媛大。だが愛媛大が最後2連勝で香川大をかわし、最後までもつれた【乱世の秋】を制し、13季ぶりに覇権を手にすることとなった。第六週は雨天順延で未消化となっている二試合が開催される。四学香大戦の第三試合などの試合が行われレギュラーシーズンが終了し、ポストシーズンに突入する。 四学香大戦はリーグ最後の試合、このリーグ波に乗り切れなかった四学、台風の目となりながら勝点(二勝)の壁に跳ね返された香大、四位の座を掛ける戦いであるとともに次シーズンを見据えた大事な一戦となる。  Ⅱ部は高知工科大が8連勝で優勝し入替戦に出場することとなった。 ★Ⅰ部リーグ 9/30火 13:00 四学vs香大 観音寺市球場・・・・・Live! ★Ⅱ部リーグ 9/27土 9:30 徳医vs徳文 JA徳島

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