優勝大学(愛媛大学)からのコメント~2016秋

2016秋季リーグを制した愛媛大学から監督・主将のコメントが届きましたので、掲載致します。愛媛大学は今月10月29日に行われる明治神宮大会中四国代表決定戦に四国代表として出場いたします。 【大島監督コメント】  この度、秋季リーグ戦において二季連続の優勝を達成し、中四国代表決定戦への出場権を得ることができました。関係者の皆様におかれましては、日頃より多大なるご支援を賜り、心から感謝申し上げます。  リーグ戦では守備のミスの多さからなかなか流れを掴むことができませんでしたが、攻撃面では今チームのテーマでもある積極走塁でチャンスを拡大し、1点を確実に取っていくという自分たちの目指すべき野球が多少なりともできたのではないかと思います。  しかしながら、ここからはロースコアの展開に持ち込み、少ないチャンスを確実に得点に結びつける野球ができなければ勝機を見出すことはできません。そのために代表決定戦までの1ヶ月間、もう一度バッテリーを含めたチーム全体の守備力を鍛え直し、バントや走塁等々の精度をさらに磨いて全国への切符を掴み取れるよう、日々努力を続けていきたいと思います。これからも変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。 【主将 南拓哉コメント】  新チームを立ち上げるにあたって、全国で勝つためにこれまでの自分たちの野球を一から見直し、新しい取り組みにチャレンジしました。しかし、オープン戦ではなかなかうまく噛み合わず、不安を抱えた中でリーグ戦を迎えました。チームとしての完成度はまだま…

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リーグ総括~2016秋

台風や悪天候に泣かされ、第7週目まで争うことになった今年の秋リーグ。日程だけでなく、覇権争い・順位争いも混迷を極め、これぞ乱世の秋というシーズンだったといえよう。 優勝の愛媛大は、結果的に勝ち点4を取ったものの苦戦を強いられるリーグとなった。チーム盗塁数40と足を絡めた攻撃スタイルは確立の域にある。このリーグ戦で愛媛大を牽引した西島(2年:広島新庄)は、18盗塁、打率0.435と攻撃面で大きく貢献した。さらに本職の二塁だけでなく、外野守備につくなどユーティリティな活躍をみせた。また、今リーグも乗松(3年:松山東)の冴え渡るリードで経験の浅い亀岡(1年:松山東)、勝田(1年:津山)など投手陣を盛り立て、優勝に導いたといえる。 2位の松山大は、開幕週で四国学院大に勝ち点をとり、勢いに乗りたいところだったが、次戦の愛媛大戦に敗れ順位に響いてしまった。しかし、四国インカレ優勝、秋季リーグ2位と着実に力をつけており、強豪復活まで僅かのところまで来ている。その背景には左腕平山(3年:高知)、主将で四番の田原(3年:大社)の活躍があった。 3位の高知大は、リーグ序盤で高知工科大、香川大に敗戦を喫し、終盤まで最下位争いを繰り広げていたが、上位を走る松山大、愛媛大から勝ち点を奪い巻き返しに成功した。道原(2年:西京)、上之薗(1年:小林)、益原(4年:三原)の細かい継投と持ち前の高い守備力で大量失点を防いだ。さらに、圧倒的な集中力で連打を生み相手を畳み掛ける試合展開を見せ、束になって襲いかかる怖さを知らしめた…

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2016秋1部2部入替戦香川大対鳴教大第3試合結果

10月2日(日) 鳴門教育大学 開始12:57(試合時間2時間10分) 観客70人 インニングスコア 鳴門教育=008|000|000|8 香川大学=003|001|100|5 バッテリー 鳴門教育=○安丸ー岩崎 香川大学=●上西、井島ー湯田 二塁打 春名(香大)、車谷(香大) 三塁打 なし 本塁打 児玉(鳴教) 暴投 なし 捕逸 なし 野選 近藤(香大)、花増(鳴教) MVP=児玉(鳴教) VP=安丸(鳴教) 審判=(尾崎勇、長山、尾崎英、筒井) 記事= 昨日行われた第1回戦、第2回戦を終え、1勝1敗で迎えた入替戦は、勝者が1部リーグへの切符を手にする第3回戦へと縺れ込んだ。 1.2回と両チームチャンスを作るも得点には繋がらなかったが、3回鳴教大は先頭四球から無死満塁のチャンスを作り、5番岩崎、6番大石で2点を取り、続く指名打者菊場を抑えるも8番児玉に走者一掃の満塁本塁打を浴びる。井島に変わるも流れを断ち切ることは出来ず、さらに2点を追加され、この回、一気に8得点のビックイニングとなった。 その裏、1部の意地を見せたい香川大は1番濱田が左安打で出塁し、満塁の好機を作る、そこに相手の死球と失策が重なり3点を返す。 6回このままでは終われない香川大は、二死から死球でランナーを出し、続く濱田、車谷の連続安打で1点をかえす。7回も先頭4番大杉から3連続安打で一気に流れを引き寄せたかったが、併殺打の間に1点を返すも追加点が得られなかった。 その後、香川大は、チャンスを作ることが出来ず、8-5…

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2016秋1部2部入替戦香川大対鳴教大第2試合結果

10月1日(土) 鳴門教育大学グラウンド 開始12:29(試合時間1時間42分) 観客50人 インニングスコア 香川大学=000|400|000|4 鳴門教育=102|000|000|3 バッテリー 香川大学=◯田内ー湯田 鳴門教育=●岩崎、高畑ー岡本、岩崎 二塁打 窪田、春名(香大)、岡本(鳴大) 三塁打 近藤(香大)、中川(鳴大) 本塁打 なし 暴投 なし 捕逸 なし 野選 なし MVP=田内(香大) VP=近藤(香大)、岩崎(鳴大) 審判=(岡田、筒井、尾崎英、尾崎勇) 記事= 1部の6位香川大学と2部の1位鳴門教育大学による、1部残留もしくは2部から1部への昇格をかけた入替戦の第一試合に4-1で勝利し、1部昇格に王手をかけた鳴教大と1部の意地を見せなんとしてでも1部残留を決めたい香川大の第二試合が同日の午後、鳴門教育大学グラウンドにて行われた。第一試合を快勝し勢いにのっている鳴教大は一回裏、先頭打者の1番中川が右前安打で出塁すると2番花増が犠打を成功させ、4番岡本の左中間への二塁打で1点を先制する。同様に、三回裏に先頭打者8番龍野の左中間安打で出塁すると9番安岡が着実に犠打で走者を進塁させ、1番中川の右線への三塁適時打で1点を追加し、さらに送球間での失策の隙をつきそのままホームへと帰り、この回も2点を奪った。このままでは終われない香川大は四回表、3番車谷の左前安打で出塁すると、4番打者窪田が右線二塁打を放ち、5番吉門が死球で出塁し、無死満塁とす…

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2016秋1部2部入替戦鳴教大対香川大第1試合結果

10月1日(土) 鳴門教育大学グラウンド 開始9:53(試合時間 1時間58分) 観客 25人 インニングスコア 鳴教大学=001|120|000|4 香川大学=000|000|010|1 バッテリー 香川大=●上西、井島ー湯田 鳴教大=○安丸ー岩崎 二塁打 なし 三塁打 濱田(香大) 本塁打 なし 暴投 安丸(鳴教) 捕逸 なし 野選 なし MVP=安丸(鳴教) VP=岩崎(鳴教) 審判=(尾崎英、尾崎勇、筒井) 記事= 来春の1部を掛けた争いに、絶対に負けられない香川大学と、悲願の1部昇格を目指す鳴門教育大学との第1回戦。 香川大は、序盤から得点圏にランナーを進め、先制点のチャンスを作るも、エース安丸の要所を締めるピッチングにチャンスでのあと1本が出ない。 対して、鳴教大は3回、8番先頭児玉が四球で出塁すると、一死二塁の場面で1番岩崎の中安打が相手のエラーを誘い鳴教大が先制する。 続く4回にも1点を追加し、流れを引き寄せる。 さらに5回、先頭を内野安打で出塁させると、犠打、単打と盗塁を絡め一死二三塁から3番中川が、試合を決定付ける右安打を放ち、2点を追加し、 4対0とリードを広げる。 反撃したい香川大学は、8回、先頭1番濱田が中越3塁打を放つと、内野ゴロの間に1点を返すも、この回、さらに点差を詰めたい 所であったが、後続が打ち取られ、流れを引き寄せられないまま、鳴門教育大学が勝利した。 この試合、1失点完投の安丸(鳴教)がMVPに、貴重な先制打を放った岩崎(鳴教)がVPにそれぞ…

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ポストシーズン見所~2016秋

入替戦  まさに乱世の秋と呼ぶにふさわしかったリーグ、優勝のみならず順位争いも熾烈となった。6位となった香川大、接戦も多く乱世の立役者となったが、リーグ後半、運に見放された結果となってしまった。ただ、主戦の上西投手を筆頭に試合を作る投手が多く、接戦の基盤となった。打線も1番から9番まで切れ目のない打線で、あと一本の場面も数多くあり、チーム力はⅠ部の他大学とも引けを取ることはない。 2部優勝を果たした鳴門教育大学も徳島大とのマッチレースをプレーオフの末退け、勝負強さは備わってきており、チーム状態は上昇傾向にある。絶対的エース安丸投手は経験豊富さに加え、コーナーにストレート、変化球ともに決めてくることができる。二番手以降の投手に調子の波がある不安材料はあるものの、チーム全員でそれをカバーする全員野球はリーグ戦を通じて磨かれている。 勝てば1部、負ければ2部という天下分け目のポストシーズン。チャレンジャーの鳴門教育大学と背水の陣の香川大学。二季連続となる対戦であり、手の内も知る両大学。熱戦となるのは必至である。このリーグ戦、最後の大一番に勝つのはどっちだ。 ◆入替戦 香川大 vs 鳴教大  場所 鳴門教育大G   1回戦 10/1(土) 10:00~  2回戦 10/1(土) 13:00~  予備  10/2(日) 13:00~(時間変更)  ※全試合ライブ配信を予定   

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2016秋1部高知大対愛媛大第2試合結果

9月28日(水)香美球場9:57開始(試合時間 2時間31分)主管 高知大学観客数 10人イニングスコア高知大学=023|200|000||7愛媛大学=100|000|000||1 バッテリー高知大学=○井上ー矢須愛媛大学=●松本、田中涼ー吉森、村瀬二塁打=なし三塁打=なし本塁打=藤田(高大)暴投=松本③、田中涼(愛大)、井上(高大)捕逸=なし野選=なしMVP=井上(高大)VP=藤田(高大)、田中涼(愛大)審判( 武市、立野、國澤、大上)記事=愛大は全勝をかけて、高大は3位をかけて行われた第2回戦。まず試合を動かしたのは愛大。1番西島が内野安打で出塁すると、すかさず盗塁し、続く南のセンターフライで1死3塁のチャンスをつくる。そして3番森田のゴロでのホームへの送球を、キャッチャーが捕り損ない先制点を挙げた。  対する高大は2回、5番薮井から2者連続死球で出塁すると、片山の犠打でランナー2・3塁に。そして名嘉真のセカンドゴロ、藤田のレフト前ヒットでそれぞれが生還し、間髪入れず逆転した。勢いに乗った高大は3回、4回でも藤田のレフト越えの本塁打や、相手のミスを誘うプレーで確実にリードを広げた。  追いつきたい愛大は幾度となくチャンスを作り出すも、あと一歩で井上の守りに打ち勝てず、高大が勝ち点を奪取した。MVPには井上(高大)が、VPに藤田(高大)と田中涼(愛大)がそれぞれ選ばれた。 高知大学 勝敗(通算 勝点3 6勝6敗)(報告者=高大 安西)

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